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社会保障審議会(医療保険部会 あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会) 最新情報
- 2024.06.18
- お知らせ
4月26日、第32回あはき療養費検討専門委員会がオンラインで開催され、「令和6年料金改定」に関する具体的な料金案が厚労省から提示されました。6月の改定に向けて最終的な合意がなされ、往療の見直しに伴い「訪問施術料の創設」など大幅な改変が行われることが決定されました。
訪問施術料は、患者の家を訪問する際の訪問料と施術料を一体化させた新しい項目として設定されます。料金体系は、「同一日・同一建物」の考え方に基づき、訪問施術料は訪問施術を行った患者の人数に応じて4つの区分に分けられます。例えば、同一日に同一建物で施術を行った患者が1人の場合は『訪問施術料1』、2人の場合は『訪問施術料2』に該当します。
具体的な料金案が示され、マッサージは『訪問施術料1』で5局所4,550円が最大料金となる提案が盛り込まれました。
鍼灸の場合は同料金が最大で4,070円で、施術人数・施術数が増えるほど金額は段階的に低くなります。往療では距離加算が廃止され、金額は一律2,300円となり、突発的な場合に限る訪問施術料との差別化が図られる。特別地域加算は1回につき250円で設定され、往療の見直しに伴う変更点は患者への周知や行政・施術所・保険者の準備に時間が必要とされ、導入は10月1日以降になると厚生労働省が伝えられました。
近年の物価高等に対する措置として、あん摩マッサージ指圧でマッサージ(通所)、変形徒手矯正術、温灸法の料金がそれぞれ引き上げられ、鍼灸でも初検料、施術料(通所)、電療料が増額されることが提案され、了承された。鍼灸の初検料2術では今までより370円アップで2,230円といった大幅な引き上げもみられ、こちらは6月より適用されます。
まだまだ細かな料金改定に対して質問内容も多い中ですが、厚生労働省保険局医療課 療養指導専門官との意見交換会も積極的に参加して正しい制度の周知に努める所存であります。
>>令和6年あはき療養費改定に関する説明会を開催 | 全整協 公式サイト (zenseikyo.net)
詳しい情報が入り次第にお知らせいたします。